練習日誌 29.9.21(木) 詩の意味

9/21(木)は鈴木先生のトレーニングのあと、女声と男声に分かれてパート練習、8時半から成瀬さんのご指導で合わせでした。曲は「新しい歌」と「365日の紙飛行機」でした。
女声のパート練習指導は小川さん。

木下牧子の曲をチラッとやって、「新しい歌」です。


合わせでは歌い出しのベースが雰囲気がない、と、ぶっきらぼうに歌っているとの指摘に対し、ベースの重鎮が「詩の意味が分からない」からだと…。私も深く考えずなーんとなく歌っていたのを反省し、調べてみたところ、

“もう月やユリの花を詠った詩はもうたくさんだ。詩に芳香と、笑いをこめたい。それはまた、悲しみやら、苦しみやら、あるいは夢やらを詠った詩ではなく、思想性に富んだ光り輝くような落ち着いた詩なのだ、とロルカは言っている。しかし、その実現は容易ではないこともまた、彼にはわかっている。その苦悩がここには表れている。”(「俳句とスペインの詩人たち」田澤佳子著より)

とありました。

「ロルカ詩集」(長谷川四郎訳)で翻訳者があとがきで、

“訳すにあたって、私は原詩の形式にはとらわれず自由に訳した。(中略)しかしそれに確信があるわけではない。出来ばえを読者に問いたい。”

とあるので結局は読者の受け止め方次第ということでしょうか。より直訳に近いと思われる翻訳も見つけたので、興味がある方は言ってください。
歌い出しの「昼過ぎ」と「月」を「noon」、「moon」と韻を踏んでいるのではないかとの意見が出ましたが、スペイン語の原詩では「tarde (昼)」「luna(月) 」となっていたのでそうでは無さそう。ちなみに英訳ではそれぞれ「afternoon」「moon 」となっていました。

なんだか読書の秋になりそうです。

指パッチンしながら歌いました。

次回は7/28(木)、「うたを うたう とき」です。次の曲に進みます。

ではではまた来週〜!

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