歌は私の宝物

私が小学校に入学し、学校の先生に初めて褒められたのが歌でした。私は、歌を歌うとなぜか心が明るく元気になることを幼いころから本能的に感じていたように思います。大人になった今でも歌を歌うと心はあたたかく、疲れや心の痛みさえもやわらぎ心が浄化されるように感じます。

私が、市民合唱団に入団したのは、母となり初めての子育てに奮闘する中、母親も自分と向き合う時間を持って成長することの大切さに気付いたことがきっかけでした。 歌の指導者との出会い、歌う仲間との出会い、ひとつひとつの楽曲との出会い、歌を聴いてくださる下さる方々との出会いの中で、私はたくさんのことを学ばせていただきました。 人としていかに生きるかということを数々の場面で勉強できたように思います。

みんなで心を一つにし、一つの音楽を創っていくことの素晴らしさ、これは、私にとって何物にも変えがたい宝物です。

歌う仲間からいただいた人間愛を、合唱から得た元気、勇気、感動をたくさんの人々にお伝え出来るよう私は今後も心を込めて歌い続けていきたいです。

歌は心を磨き育てる宝物
歌を歌えることに感謝・感謝
合掌

最初は不安でした

私は合唱初心者でしたので始める当初は不安でいっぱいでした。しかし、団の皆さんがあたたかく迎えていただきました。練習にも同じパートの方々がサポートをいろいろしてくれました。

入った年の暮れには定期演奏会にも出させてもらい、貴重な経験をさせていただきました。合唱を継続していくにつれ、「もっと歌をうまくなりたい」と思うようになりました。

私に向上心を持たせてくれる鳥取市民合唱団にはとても感謝しています。

ここが私の居場所

私が、合唱の魅力に気づいたのは小学４年生の音楽の時間でした。パートはアルト。こども心にかわいく歌えるソプラノさんがいいなと思ったものでした。けれども『もみじ』を歌ったとき、２部合唱になったとたん、ぞくっとしました。ハーモニーを作る楽しさを知った瞬間でした。

おとなになるまでその楽しさをどこか忘れていましたが、このままただ、会社と家庭だけの世界の往復で終わるのはなぁと思い始めたころ、こどものころ楽しかった思いが、ふっとよみがえってきました。

そうだ！歌ってみよう。

と思い立って１５年。仕事をしながらでも歌える『市民合唱団』は、私の居場所になりました。ここで会えた仲間と歌に感謝です。どうもありがとう。